ニューカレドニアの人々

総人口は2014年国勢調査によれば、26万8767人。 地域別でロイヤリティー諸島 18,297人 北部州 50,487人 南部州 199,983 人です。 人種別では、メラネシア系45% ヨーロッパ系 37% その他 18% (ワリス・フツナ人、タヒチ人、ベトナム人など)。

戦前にニッケル鉱山労働者として移住した日本人の子孫もいます。

旅のエッセンス

  • カナック
  • カルドシュ人
  • ゾレユ人
  • ベトナム人
  • インドネシア
  • ウォリス、フツナ
  • タヒチ

約3000年前に、メラネシア系の人々が帆付きカヌー(ピローグ)でこの土地にやってきた。 次に11世紀ごろポリネシア人が移住し、18世紀にはキャプテンクックが西洋人で初めてこの島を発見する。その後は宣教師のカソリック布教や、ナポレオン三世によるフランス領宣言など、ヨーロッパと接点を持つ様になる。

フランス領となったニューカレドニアは、当時は本国の政治犯が送られる流刑地としてされていたが、 19世紀末からは、世界的なニッケルの埋蔵地として知られ、日本からも労働のために5581人が移住した。 このような独特の歴史を経て、現在のニューカレドニアには多様な人種が混在し、豊かで個性的な文化を育んでいる。

複雑な歴史、様々な国との交わりを経てなお、ヌメア以外の本島の地域では、 341の部族が古代と変わらないスタイルで生活してる。先祖から伝わる生活様式を守り、農業と漁業、自然と共に生きる自給自足の生活が基板となっている。

冒険心がある人には、現地の人々が運営する宿泊施設の利用がオススメ。 部族の多様性、自然とともに生きる生活を少しだけ覗いてみることができる。