第二次世界大戦中、ニューカレドニアにはアメリカ軍が駐留しており、これがこの国のあり方を大きく変化させ、国民の記憶に深く刻み込まれることとなります。ヌメアに近年完成した第二次世界大戦博物館を訪れると、世界の果てにあるこの島国へ、この戦争がいかに解放と近代化の風をもたらしたかを知ることができます。

博物館を覆う半月堡

なぜ半月堡なのでしょうか?このコンセプトは奇異に感じられるかもしれません。1942年から1946年にかけてアメリカ軍が持ち込んだ波型鉄板でできたプレハブの建物がその由来です。缶詰の缶を半分にした形状の建築物は、カレドニアの建築遺産を構成する要素の一つとなっているのです。

博物館が語る第二次世界大戦

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  • A museum in memory of the Free French Forces

    自由フランス軍を記念して

    ニューカレドニア博物館は2013年9月19日という記念すべき日に開館しました。ニューカレドニアの自由フランス軍への参加73周年を記念する日です。地理的な要因により、1942年、ニューカレドニアは日本の侵攻を阻止するためのアメリカ軍の後方戦略拠点となりました。GIの進駐とともに、魅力的で近代的な世界観がもたらされました。

  • GIに着想を得た博物館の展示空間

    GIに着想を得た博物館の展示空間

    半月堡の内部に展示されている修復された2台のジープが、ニューカレドニアに展開するアメリカ軍の存在を示しています。館内ではまた、500点の写真や展示物、書類、映像が、戦争によってかき乱された日常生活と、相反するようではあるが同時に浮かれた日々や、将来を決定することとなる歴史を物語っています。チューイングガム、コカ・コーラ、ジャズ、映画などをもたらしたGIの存在により、この時期は奇妙な幸福の時代でした。暗い時代を忘れようとする熱中と無分別の一時期でした。

  • 常設展示:情報の宝庫

    常設展示:情報の宝庫

    2フロアに渡る展示内容は、カレドニアの人々の視点および戦争の重要な局面を通して、第二次世界大戦という時代を理解することができるようになっています。ニューカレドニアの自由フランス軍への参加、国内政治、日本人の追放、カレドニア人志願兵の英雄的なはたらき、忘れてはならないヌメアや奥地での生活。博物館では、第二次世界大戦中のニューカレドニアに関する企画展も開催しています。

  • 科学的で遊びながら学べるインタラクティブなポール

    科学的で遊びながら学べるインタラクティブなポール

    展示コース全体に設置されている6つのポールもぜひご覧ください。12歳から15歳の子供を対象としており、Symbiose協会と共同で開発されたものです。これらのポールは、原子力、抗生物質、レーダー、4x4モーター、心理学、外来種など、第二次世界大戦中になされた大きな発見を紹介しています。